タレントダイナミクスとは

タレントダイナミクスは、社員の才能(強みと弱み)を明確に可視化して、自分らしく活き活きと働き、個人と組織の「信頼」を高め、最も効率よくチームを「フローに乗せる」ことができるビジネスメソッドです。

「フローに乗る」というのは、社員の働き方、チームの業務の流れ、組織全体が生み出す成果の流れを、一切妨げるような障害物が存在していない状態です。社員がフローに乗り、チームがフローに乗ると、会社がフローに乗ります。生産性は格段に上がり、業績は、必然的にプラスとなります。また社員は楽しみながら仕事に取り組むことができ、組織に対し、より多く貢献したいという気持ちが芽生えるようになります。

会社のフローがどれくらいであるかは、社員個人の能力に見合った内容と、その満足感によって決定されます。社員がフローに乗れば、チームがフローに乗り、社員は組織に引き寄せられ、離職率は自然と下がります。顧客もまた、そのフローに引寄せられ、組織の売り上げや利益に直結します。個人がフローに乗るとチームダイナミクスが動き出します。

タレントダイナミクス研修を修了したメンバー各自が、チーム全体のフローに貢献することにより、創造性や効率性が強化され、組織への自然な帰属意識が芽生え、自ら進んで価値を提供し、組織に貢献したい思いが備わります。

そして、タレントダイナミクスの肝である「価値にレバレッジ」を掛けて利益を生み出す収益構造を理解する事で、社員にも経営意識が芽生え始めるのです。その結果、常習的な欠勤、怠惰、先送り、コミュニケーション不足、否定的態度などが格段に減少し、業績が上がっていくのです。

タレントダイナミクスのシステムは会社のフローを3つのレベルで評価します。

それは、「個人レベル」「部署・チームレベル」そして「企業レベル」の3つで、各レベルにおいてコミュニケーション、リソース、そして収益性におけるフローを強化するためのツールを提供しています。このプロセスにおいて重要なコンセプトは「アイデンティティ」「責任」「信頼」そして「継続」です。

これらはタレントダイナミクス導入企業においてそれぞれ測定かつコントロールが可能な要素です。タレントダイナミクスが有効である理由は、チームを組織の中核にある「ビジョン」「精神」そして「目的」に意識を集中させることにより、パフォーマンスと収益性の面で画期的な効果を生むことができるからです。

タレントダイナミクスの由来

1)才能プロファイリングの歴史

タレントダイナミクスの才能プロファイリングは、確かな前例と科学的な研究に基づいたものです。それは5000年の歴史をもつ古代中国の哲学体系である易経に基礎をおいています。

易経は中国歴代の皇帝や儒家によって徐々にまとめあげられた書物であり、西洋においては、リチャード・ヴィルヘルムが翻訳したものをカール・ユングの貢献により出版したことで一般に広がっていきました。

ユングは易経に傾倒し、彼の著書「心理学的タイプ」や「シンクロニシティ」「集合無意識」などの理論にはその影響を色濃く受けています。彼は西洋において心理測定テストの先駆けとなり、その後生まれた各種心理テストはすべてユングの功績の延長です。

タレントダイナミクスプロファイルのユニークな点は、易経思想の中でもユングが敢えて取り入れなかった、失われていた要素「第五要素」を組み込み直したところです。

2)五行

古代中国の思想では、万物は五種類の元素(自然エネルギー)から成ると言われ、各元素は1つの季節を表していました(うち1つは「過渡期」と呼ばれる)。これらのエネルギーは私たちが日ごろ目にする人々の性格的特徴をも表しています。

私たちは皆、すべての要素を合わせ持っており、各要素のバランスがそれぞれのあり方を決定しています。タレントダイナミクスプロファイルを知ることで、自分のそれらのバランスがわかります。

フローとは

1)フロー理論

フローとは、人生が自然にかつ楽に、完全性と調和に向かって展開していくことです。
フローの中にいると、すべての出来事が整然と、収まるべきところに収まり、障害は溶けてなくなります。

それは流れの中を絶え間なく動きます。そして、個人の職場に於けるフローに乗ると言うのは、どう言う状態でしょうか?

昨今のスポーツ界では、既に科学的に証明されているように、リラックスして夢中で取り組んでいる時こそ、良い結果が伴うのと同じように、職場に於いても、リラックスしていて、無闇にコントロールしようとしなくても、望む状況を作り出せる状態です。

それはある種の精神状態であり、それは活動の中で、エネルギーに満ちた集中状態に浸っているような感覚です。意欲が結集し、感情は抑制されるだけでなく、ポジティブに活性化され、目の前の作業と同調しています。しかし落ち込んでいたり、困惑していたり、不安を感じたりしている時は、フロー状態にはありません。

逆に、フロー状態にある時は、活動や業務を行う事自体に意義を見出し、その中に楽しみや幸せを感じる事で、より一層の高い結果を生み出すような状態と言えます。基礎を学ぶには集中力が必要です。そして練習することによってそれは身につきます。

タレントダイナミクスの研修を通じて、フロー状態を維持するコツを掴めば、経営者も社員も、もっと楽しく、優雅に結果を出す事が出来るようになります。

タレントダイナミクスの「4つの周波数」と「8つのプロファイル」

<4つの周波数について>

ダイナモ(創造と革新)

エネルギッシュでダイナミック。
物事を始める能力に優れているが、やり遂げるのが苦手なことがある。

未来に起こりうるビジョンを描いて人に伝えるのが得意。

ピンチの時はとっさに、「何をすれば?」「何を作れば?」など、 【WHAT】の質問で切り抜けようとするタイプ。

ダイナモ周波数を持つプロファイル:メカニック・クリエイター・スター

ブレイズ(情熱と社交性)

情熱的、社交性に富み新しい人と付き合うことを得意とするが、目の前の事にとらわれ、注意散漫になることがある。

ピンチの時は「誰に聞けばいいだろう?」「誰を連れて来れば?」という 【WHO】の質問で切り抜けようとするタイプ。

ブレイズの周波数を持つプロファイル:スター・サポーター・ディールメーカー

テンポ(調和と献身)

思いやりがあり、チームプレーが得意。

集団内における自分の役割を、責任を持って果たすが他人の指示を求める傾向がある。

ピンチの時は、「いつやるべきか?」「今なのか待つべきか?」「どこでやると効果的か?」という【WHEN/WHERE】の質問で切り抜けようとするタイプ。

テンポの周波数を持つプロファイル:ディールメーカー・トレーダー・アキュムレーター

スチール(効率と論理性)

整然として、体系だっており、細部に気がつく。

何かをやり遂げることが得意だが、新しいことを始めるのが苦手。

付き合う相手は慎重に選び、この人と思った相手に対してはとても忠実。

情熱があっても周囲に伝わりにくく、冷めていると思われてしまうこともある。

ピンチの時には、「どうやって解決しよう?」「良いやり方は?」と【HOW】の質問で解決しようとするタイプ。

<8つのプロファイルについて>

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