この記事をお読みいただいている方は、
法人の経営者や管理職の方が多いことと存じますが、
以下のようなお悩みはないでしょうか?

 

「社員の自主性を高めたけれど、
 組織全体の方向性がバラバラになってしまう…」

「新たなプロジェクトが立ち上がっても、
 誰が責任を持って推進するのか曖昧になる…」

 

*****

 

こんにちは、

(一社)日本適性力学協会
法人事業部ディレクター
トレーダープロファイルの西宮鉄二です。

冒頭から突然の
問いかけになってしまいましたが……。

多くの企業において
これまでの昭和的な
上下関係ガチガチの組織に
行き詰まりを感じ、

令和的(と言っていいのかは検討の余地があるとして)
社員の自由な意見や多様性を尊重したり、

自主性や主体性を
大切にしようと改革をする中で、
このような相談を受けることが
多くなってきています。

 

例えば、ある中小企業では、

社員が自由にアイデアを
出し合える環境を整えたものの、
具体的な成果に結びつかず、
混乱が生じたケースがありました。

 

また、あるスタートアップ企業では、

フラットな組織を目指した結果、
リーダー不在で意思決定が遅れ、
競争力を失った例も見られます。

 

これらの課題は、
ティール組織のような
次世代組織への移行を目指す企業で
よく見られるものです。

こうした状況を打破し、
自主性と方向性を両立させる鍵として、
ピーター・カーニックが提唱する

「ソース原理」

が注目されています。

 

●「ソース原理」とは何か

「ソース原理」とは、
プロジェクトや組織における
創造的エネルギーの

「ソース(創始者)」

を明確に定義し、
その人がビジョンを持って
リスクを冒しながら進む
プロセスを重視する考え方です。

カーニックは、すべての
取り組みには「ソース」が必要であり、
その人が全体の目的を直感的に捉え、
方向性を示す役割を果たすと説きます。

 

ティール組織では、
従来の階層型リーダーシップがなくなり、
セルフマネジメントが推進されますが、
だからこそ

「誰がこの組織やプロジェクトの魂を担うのか」

を明確にする必要があります。

 

ティール組織は、

「進化する目的」
「全体性」
「セルフマネジメント」

この3要素を特徴としますが、
セルフマネジメントが機能するには、
個々の行動が組織の目的と
一致していなければなりません。

 

ここで「ソース原理」が効果を発揮します。

ソースは、組織の目的を体現し、
メンバーが迷った際に立ち返る
「北極星」のような存在となるからです。

 

オランダの医療組織
Buurtzorgを例にお話ししましょう。

この組織では、創設者の
ヨス・デ・ブロックがソースとして
明確なビジョンを持ちつつ、
現場の看護師に大きな裁量を与えています。

その結果、
自主性と一貫性が両立し、
組織は急成長したそうです。

 

●才能経営タレントダイナミクスとの相乗効果

当協会では「ティール組織」解説の
第一人者である嘉村賢州氏と協働して、
次世代に求められる組織マネジメントを探求していますが、

ここに更に、社員一人ひとりの
才能を最大限に活用する

「タレントダイナミクス」

のメソッドを組み合わせると、
ティール組織の効果が一層
高まると考えています。

 

タレントダイナミクスは、
各社員の強みや才能を見極め、
それを組織の目的に活かすための
メソッドです。

その際にも「ソース原理」の視点は
とても重要です。

 

その企業のソースである経営者が、
どのようなあり方や振る舞いでいるのか?

そのことを社員がどのように
理解しているのか?

 

は、事業全体にとって重要ですし、

それぞれの現場を担うサブソースが、
どのような情熱や才能をもっているのか。

そして、それを機能させるために
メンバーの才能を把握して
チームフローを起こさせる、
というノウハウが必要になります。

 

このように、
ティール組織を目指す企業において

「タレントダイナミクス」
「ソース原理」

を取り入れることで、
その企業は個々の創造性と
協働を最大限に引き出しながら、
目的に向けた一体感を保つことができるはずです。

ぜひこれらのアプローチを活用し、
次世代の組織づくりに挑戦してみませんか?

 

*****

 

このような取り組みにご関心のある方にとって、
とても有意義な機会が、今週2回あります。

 

ひとつ目は、3月11日(火) 20時から
今回で3回目となる、

嘉村賢州氏と当協会代表の
宇敷珠美による無料トークライブです。

今回はまさに、

「ソース原理で組織のエネルギーをUPする」
~組織の本質を理解し、才能を活かす新たなアプローチ~

というテーマでお届けいたします。
↓↓↓

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詳細・お申し込みはこちらから(無料)
https://wdxteal202503.peatix.com/view
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そしてふたつ目は、
3月15日(土) 20時から、

2024年10月に発売された
『ソース原理』の監修・翻訳者である
青野英明氏にも加わっていただき、
宇敷珠美がインタビューをする形式で対話を進めます。

「ソース原理とそのパワー、そのソースパーソン」

というテーマで、
「組織の中にある魂」に
目を向けることの重要性と、

その実践によって
どのような変化が生まれるのかを
深掘りします。

ぜひこの機会をお見逃しなく!
↓↓↓

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詳細・お申し込みはこちらから(無料)
https://202503wdxsource.peatix.com/view
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いずれも無料で参加できますので、
ぜひ新たな気づきの機会としてご活用ください。
(お申し込み者には終了後にアーカイブも配信されます)

 

 

(一社)日本適性力学協会
法人事業部ディレクター
西宮 鉄二

<法人向け問い合わせフォーム>
https://talentdynamics.jp/contact/

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