このメルマガを読んでくださっている方は、
経営者や幹部、部署長や
人事担当の方々が多いですが
みなさん頭を悩ませるテーマが、

「リーダーシップ」

です。

あるIT企業で新たに部長に任命された
エンジニアがいました。

それまでは誠実な仕事ぶりと
陰ながら仲間をサポートする姿勢が
評価されていたのですが、

部長になってからは積極的に声掛けをしたり、
朝から訓示をするようになりました。

最初のうちはうまく回っていたのですが、
次第に心労を抱えるようになり、
最後は休職してしまいました。

 

・・・

 

ロードプロファイル
喜多庸元(きた のぶゆき)です。
IT企業経営とICT顧問をしています。

多くの人が

「リーダーシップを発揮したい」
「リーダーシップを身に着けて欲しい」

と言いつつ、定義がハッキリしません。

エネルギーの高いステレオタイプの
リーダーシップを想像することが多いようですが、
物静かでもリーダーシップを発揮する人もいます。

 

実は先程の事例の人物(エンジニア)は、
全体の動きを眺めつつ数値で管理して、
必要に応じてサポートするのが得意だったのですが、

「自分がチームを引っ張って行かなくてはならない」

という思いが空回りしてしまったのです。

つまり、自分自身に合った
リーダーシップを発揮することが
本人にも、周りにとっても重要だということです。

自分の強みや特性に合った
リーダーシップスタイルを見出すことで、
影響力を最大限に引き出し、
より効果的にチームを導くことができます。

 

そこで、今回は
『リーダーシップを確立する5つのステップ』
紹介します。

 

●リーダーシップスタイルを確立するための5つのステップ

1. 自己理解を深める

まず何よりも、自己理解が不可欠です。
リーダーシップスタイルを見直すためには、
最初に自分自身の強みと弱みを
客観的に把握することが大切です。

例えば、パーソナリティテストを通じて、
リーダーとしての自分の特性を明らかにすることで、
リーダーシップを強化するための
基本的な傾向を把握します。

前に出るリーダーシップなのか?
縁の下から支えるようなリーダーシップなのか?

は人それぞれです。

 

2. 他者の視点を取り入れる

次に他者の視点を取り入れます。

社内外のチームメンバーや
ステークホルダーからフィードバックを収集し、
自己認識と他者からの評価とのギャップを把握することで、
リーダーシップの改善点が明確になります。

先にパーソナリティテストを受けて
弱みを把握しておくことで
真摯に向き合いやすくなります。

「ちょっとリーダーとして力強さがない」
と言われたとしても、

「それは無理をして人前で
エネルギッシュに話そうとしているからだ」
と受け止めやすくなります。

 

3. 目標設定と改善ポイントの選定

フィードバックとパーソナリティテストの結果を基に、
リーダーシップスタイルの改善ポイントを整理します。

自身の特性・才能が強みとして出ているのか?
弱みとして現出しているのか?

強みを強化して、弱みをカバーするために
取り組むための優先順位をつけ、
達成可能で具体的な目標を設定することで、
リーダーシップ改善に向けたアクションが明確になります。

例えば

「無理に前に出ようとせず、信頼されるには?」

といった課題を
設定することができるでしょう。

 

4. リトリートを活用し、自己成長に集中する

リトリートは、日常業務から離れ、
リーダーとしての成長に集中する
絶好の機会です。

外部の専門家の指導や、
パーソナリティテストで得た洞察を
さらに深めるための場として、
リーダーシップ強化のための
集中トレーニングを行います。

特に専門家とともに取り組むことで
強制力を働かせることをおすすめします。

ひとりでは向き合えない課題や
盲点を補うことができます。

 

5. 継続的なモニタリングをする

最後に、リーダーシップスタイルの
改善状況を定期的にモニタリングし、
さらなるフィードバックを得るための
仕組みを作ります。

これにより、
リーダーシップの進捗を確認し、
持続的な成長を続けることが可能です。

つまり、定期的にフィードバックを
得られるようにする仕組みづくりや
次回のリトリートを計画する、
といったことが効果的です。

 

●まとめ

リーダーシップスタイルの改善は
一度きりではなく、
継続的な努力が求められます。

パーソナリティテストを出発点とし、
フィードバックの収集、具体的な目標設定、
リーダーシップ・リトリートでの集中トレーニング、
そしてモニタリングとフィードバックループを通じて、

経営者は自分に合ったリーダーシップを確立し、
より強力な影響力を発揮できるようになるでしょう。

この5つのステップで、
自分に最適なリーダーシップスタイル
確立しましょう。

 

冒頭の人物は、元のままのワークスタイルで
リーダーシップを発揮することで
チームが機能するようになりました。

人前で話す時もリラックスして思いを語るほうが
伝わるということも体感しました。

これは本人の努力ももちろんですが、
チーム全体がリーダーシップとは
人それぞれでいいのだということを理解したのが、
キッカケでした。

最初のステップとして、
自分のリーダーシップの傾向を把握するためにも、
才能診断テスト(正規版)をおすすめします。
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(一社)日本適性力学協会
認定WDコンサルタント
喜多庸元

 

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