今日は、日本企業が
これからの時代に求められる

“新しい組織モデルとリーダーシップ”

についてお話ししたいと思います。

 

多様性がますます重要視される現代、
多くの企業で従来の「階層型組織」では
限界を感じているのではないでしょうか。

日本社会全体が人手不足の中、
社員一人ひとりのパフォーマンスを高め、
チームとしての業務効率を高めるためには、

個性や才能を最大限に活かせるような
組織のあり方へと、根本から見直す必要があると
多くの経営者が感じているように思います。

そこで、近年注目されてきているのが

「進化型組織」

と呼ばれるものです。

 

●進化型組織とは?

進化型組織とは、
従来のトップダウン型の指揮命令体系を脱し、
柔軟で自律的な組織運営を目指すものです。

このような組織では、
社員が自分の判断で動き、
チーム全体が協力して問題を解決する
文化が根付いています。

具体例として、ある製造業の企業では
リーダーシップのスタイルを見直し、
それぞれのリーダーの個性や才能に合った
リーダーシップを発揮することに焦点を当てました。

 

例えば、サーバントリーダーシップという
スタイルを採用したリーダーもいます。

サーバントリーダーシップとは、
リーダーがメンバーの活躍や成長を支援する
「奉仕者」となり、彼らの能力を
引き出すことに注力する考え方です。

この企業では、
リーダーがメンバーの悩みや課題を聞き、
一緒に解決策を模索するミーティングを
定期的に行うようにしたそうです。

その結果、メンバーの士気が向上し、
自分たちで問題解決に取り組む
姿勢が育まれました。

これはタレントダイナミクスの理論でいえば、
調和と献身を重んじる「テンポ」周波数の
才能を強く持っているリーダーが
得意とするスタイルですね。

 

また、他のリーダーは
コーチングスタイルを取り入れ、
メンバーが自ら目標を設定し、
それを達成するためのサポートを提供しています。

これにより、メンバーはモチベーションを高め、
自分のペースで成長し、チーム全体の
パフォーマンスが向上しています。

このスタイルは、情熱と社交性をもつ
「ブレイズ」周波数が得意な
リーダーシップでもあります。

 

このように
リーダーシップのスタイルは一つではなく、
各リーダーの個性や才能に応じた
アプローチにより進化型組織の

「柔軟で自律的な組織運営」

が見えてくるように思えます。

 

●進化型組織〜ティール組織〜

進化型組織の具体的な一例としては
「ティール組織」が有名です。

この理論は、組織の進化を5つの段階に定義し、
新しい進化型組織モデルの特徴を
「自己管理・全体性・存在目的」
という3つの柱で説明しています。

 

あるIT企業では、プロジェクトチームを
完全に自己管理に任せました。

その結果、チームのメンバーは
自分たちで目標を設定し、進捗を管理し、
問題が発生した際には全員で解決策を考える、
というプロセスを実践しています。

このアプローチにより、
プロジェクトのスピードと質が
劇的に向上しました。

社員一人ひとりが自分の強みを活かして、
各人が当事者意識を持ち全力を尽くすことで、
組織全体のパフォーマンスが上がるのです。

 

これらの事例からわかるように、
進化型組織多様なリーダーシップスタイルの導入は、

社員一人ひとりの個性と
才能を最大限に引き出し、
組織全体のパフォーマンスを
飛躍的に向上させます。

その変化には時間と努力が必要ですが、
その成果は確実に組織の未来を
明るくするでしょう。

 

このような次世代に求められる
組織やリーダーシップについて、
来月開催される『ウェルスダイナミクスFESTA』でも
お話しします。

東京・恵比寿で
4年ぶりに実際の会場に集まるイベントです。

日本に進化型組織という概念を広め、
7万部以上(世界では20万部)の
ベストセラーとなった

『ティール組織(Reinventing Organizations)』

の解説者で、日本における第一人者である、
嘉村賢州氏をゲストに迎える貴重な機会です。

僭越ながら私、西宮も
才能別リーダーシップの
パネルディスカッションに登壇させていただきます。

是非ご関心のある方は
会場でお会いできましたら幸いです。

<FESTAに関する詳細はこちらから>
https://jwda.org/wdf2024/

 

大きな時代の潮流の中、あなたの企業が
今の時代に合った組織に進化できるステップに、
才能経営メソッドがお役に立てることと存じます。

 

(一社)日本適性力学協会
法人事業部ディレクター
西宮 鉄二

 

<法人向け問い合わせフォーム>
https://talentdynamics.jp/contact/

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