「なんだか最近、現場に熱がない…」
そんな事はありませんか?
目標数字は追っている。
大きな問題があるわけでもない。
けれど、どこか空気が冷えている。
そんな状態に、
心当たりはないでしょうか?
・・・
ロードプロファイル
喜多庸元(きた のぶゆき)です。
IT企業経営とICT顧問をしています。
現場が冷えていると、
チームの連携が弱まり、
発想も、挑戦も、生産性も
落ちていきます。
それがじわじわと業績に影響し、
組織の成長力を鈍らせるのです。
ではなぜ“熱”が
失われてしまうのでしょうか?
そこには、目に見えない
構造的な原因が潜んでいます。
●情熱資本とは
私たち、(一社)日本適性力学協会は
「才能と組織の最適化」に取り組んでいます。
経営者・人事とともに、
個人と組織の才能を可視化し、
より良いマネジメントや
チームづくりを支援しています。
今回のテーマは
「情熱資本」
──数字に表れない、
でも組織の成長に欠かせない
“見えない資産”です。
これは、資本と呼ばれるほどに
価値のある「エネルギー」です。
売上や利益と同じように、
組織にとって不可欠なのに、
KPIやKGIには反映されにくい。
だからこそ、多くの経営者が
見過ごしがちな領域でもあります。
あなたの組織に、こんな“空気”はありませんか?
●“空気”が情熱を奪っているという事実
・自分の本音を言いづらい
・変化を起こすと浮いてしまう
・問題提起よりも和を重視する
こうした空気が、
情熱を静かに奪っていきます。
個々の中にあった熱が、
徐々に小さくなっていくのです。
特に、暗黙の同調圧力や、
“空気を読む”ことを求められる文化では、
個人の主体性や創造性が抑えられてしまいます。
一見、秩序が保たれているように見えても、
その裏では内発的なモチベーションが
減退していきます。
そして、この状態が長く続くと、
「やってもムダ」という無力感が蔓延し、
人材の定着率が下がり、組織の熱が
完全に失われてしまうのです。
●成果主義が熱を冷ます、もう一つの理由
成果を出す人が評価される──
それは当然のことです。
しかし、成果主義の裏には
落とし穴があります。
それは、
数字で評価されることが前提になると、
「本当にやりたいこと」よりも
「評価されること」を選びがちになる、
ということです。
その結果、
・評価を気にして意見が出づらくなる
・人の目を気にして挑戦が減る
・他人との比較で、情熱より不安が増す
といった現象が起こります。
さらに問題なのは、
成果が出るまでに時間がかかる
“種まき”のような仕事が
軽視されがちになることです。
目先の成果ばかりが重視されると、
長期的な視野や価値創造の取り組みに
熱を注ぎにくくなります。
結果として、短期的には効率的でも、
中長期的にはエネルギーの消耗と
熱の低下を引き起こすのです。
では、どうすれば“熱”を取り戻せるのでしょうか?
●才能と適性が“熱”を呼び戻す
答えのひとつが「才能の可視化」です。
たとえば、ウェルスダイナミクスという
プロファイリングツールを使うと、
各人がどのようなエネルギーを持ち、
どんな仕事に夢中になれるのかが明確になります。
・創造性に富む人は
「新しいこと」に情熱を注ぎやすい
・人とのつながりを重視する人は
「関係性」に熱を持ちやすい
・仕組みを整えることが得意な人は
「改善」にやりがいを感じる
このように、人にはそれぞれ
“熱源”となる領域があります。
それを知らずに、ただ
「頑張れ」「熱くなれ」と言っても、
うまくいくはずがありません。
逆に言えば、
その人の“熱が上がる場所”に配置するだけで、
本人が驚くほどの集中力と情熱を
発揮することがあるのです。
こうした適材適所の設計は、
ウェルスダイナミクスのような
ツールを使えば再現性をもって行えます。
つまり──
「才能」と「役割」が一致すれば、
人は自然と“熱”を帯びるのです。
そしてそれは、
組織全体を温める“情熱資本”となって
蓄積されていきます。
それは、離職率の低下、生産性の向上、
そして創造性あふれるチームワークへと
つながっていくのです。
●数字では測れない“熱源”を知る機会として
6月には、年に一度のビッグイベント
ウェルスダイナミクスFESTA 2025を開催します。
今日お話しした「情熱資本」に
まつわるヒントを多数ご紹介するとともに、
テーマである「人生ゲーム化戦略」との関連からも、
“熱量”の重要性を紐解いていきます。
本年度のテーマは「人生ゲーム化戦略」。
自分の強みを活かし、やりたいことをやり抜く──
そんな“人生というゲーム”を
主体的にプレイするためにも、
「熱量」は欠かせない条件です。
あなたの組織の“見えない熱源”を、
いまこそゲームの中心に置きませんか?
当日は、
その場で周波数(才能タイプ)の
違いを体験できるワークも予定しています。
“数字では測れない価値”に向き合う機会を、
ぜひお見逃しなく。
(一社)日本適性力学協会
認定WDコンサルタント
喜多庸元
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